【ZANEARTS】WOOTA-L TC 10m×10m区画サイトでの設営ポイント|実際のレイアウト図解付き

「ZANEARTS(ゼインアーツ)のWOOTA-L TC(ウータL TC)は、超大型の2ルームテントです。

「大きすぎて10m×10mの区画サイトに収まらないのでは?」
そんな心配をしている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、実際に10m×10mの区画サイトでウータ-L TCを設営した経験をもとに、設営のポイントと手順を写真付きで詳しく解説します。
この記事を読めば、10m×10mの区画サイト内にウータ-L TCが綺麗に収まるように設営できるようになります。

目次

ウータL TCの特徴と概要

「WOOTA-L TC(ウータL TC)は、ZANEARTSから2024年9月に発売された大型2ルームテントです。

スペック
  • 定員:4〜5人
  • 素材:TC(綿とポリエステルの混紡)
  • 重量:約20kg

広々としたリビングスペースと寝室を効率的に分けられ、スカート付きで冷気をブロックできるため、秋冬キャンプも快適に楽しめます。TC素材ならではの火の粉に強い特性や、ワンポールテントの設営しやすさ、手に入れやすい価格帯も魅力的なポイントです。

10m×10m区画サイトで設営する際のポイント

10m×10mの区画サイトでWOOTA-L TCを設営する場合、以下の条件を前提としています。

前提条件
  • 10m×10mの区画サイト(正方形)
  • 車の駐車スペース:約6m×2.5m(国土交通省の駐車基準
  • 前方から出入りするレイアウト
設営後の状態
  • 前方のキャノピーは立てられる
  • 後方のキャノピーは立てられない可能性あり
  • 外ロープは公式マニュアルよりテント寄りの位置になる可能性あり

最重要:グレーのビルディングテープの位置取り

設営の成功は、最初にペグダウンするグレーのビルディングテープの位置で決まります(図では赤線で表示)。
この位置さえ正確に決めれば、残りの設営はスムーズに進みます。

テント幕を広げたら、グレーのビルディングテープの端にある4つのグレーロープをペグダウンしていきます。

まずはじめに、駐車スペースとは逆の後方部分をペグダウンしましょう(図では赤丸で表示)。ペグを打つ位置は、サイト後方から2.5m、駐車スペースの逆サイドから1.5mの位置です。

その位置からビルディングテープの角を直角に配置できれば、ウータL TCを区画内に余裕を持って設営することができます。

実際に設営したレイアウト

このようなサイトにウータL TCを設営しました。

駐車スペースに幅2.8m以上必要でした

今回のサイトの条件

実際のサイトサイズ

表記:10m×10m
実測:奥行き11m×横幅10m

注意点

区画の仕切りに生垣があったため、実際に使用できる横幅は10mより狭くなりました。
このように、表記サイズと実際のサイズが異なる場合があるため、事前に確認することをおすすめします。

車の配置

車をサイトの端に寄せて駐車しましたが、サイトの端からテント側の車のタイヤまでの幅は2.8mでした。駐車スペースに幅約3mを使用したことになります。

この時は、サイト後方から約3.5m離れたところにグレーのビルディングテープを設置しました。

キャノピーの立て方

フロントのキャノピーをたてた写真

前方部分はキャノピーを立てられる十分なスペースを確保できました。

後方のキャノピーをあげた写真

テント後方部分については、サイトの奥行きが11mあったため、後方のキャノピーも立てることができました。奥行き10mのサイトでは、グレーのビルディングテープを後方から2.5mの位置に設置した場合、キャノピーを立てられない可能性があります。

ウータL TCの設営手順【7ステップ】

1.幕を広げる

向きに注意!寝室部分にあるベンチレーションの位置が目印です。ベンチレーションが後方に来るようにしましょう。

これを間違えると、入り口が逆になってしまいます。

2.グレーのビルディングテープをペグダウン

グレーのビルディングテープがきれいな長方形になるようにペグダウンします。

  • 車と逆サイドの端から1.5m、後方から2.5mの位置に後方のグレーのロープをペグダウンし、起点にする
  • ビルディングテープをピンと張った状態にする
  • 角が直角になっているか確認する

ZANEARTS WOOTA-L TC設営マニュアルより

3.ブラックのビルディングテープをペグダウン

両サイドのブラックのビルディングテープが、ピンと張る位置にペグダウンします。

ビルディングテープをペグダウンしたところ


ブラックのビルディングテープ先端のロープをペグダウンしたところです。

素人の計測ではありますが、グレーのビルディングテープの延長線上からブラックのビルディングテープ先端のロープをペグダウンした位置の垂直距離は約1.3mでした。

4.センターポールを立てる

ウータL TCセンターポールをたてているところです

5.フロント・サイドポールを取り付ける

長い方がフロントポール、短い方がサイドポールです。ポールの先端が長い方が上になります。取り付け後、ポールの下方(フロントのボトムコーナー)にペグダウンする。

6.各ロープをペグダウン

フロントロープ、リアコーナー、リアロープをペグダウンします。

このときはフロントロープとリアロープを、公式マニュアルよりもテントに近い位置にペグダウンしているように見えます。

サイトの広さ次第では、公式マニュアルに近い位置にペグダウンできる場合もあります。

ZANEARTS WOOTA-L TC設営マニュアルより

7.インナーテントを取り付けて完成

完成図

計測しながらでしたが、約30分で設営できました。グレーのビルディングテープの位置取りに成功すれば、その後の手順は比較的簡単です。

かっこよくて、設営もしやすく、広くて快適!大満足のテントです。

※詳細はZANEARTS WOOTA-L TC 公式の設営マニュアルにて、ご参照ください。

WOOTA-L TC 区画サイト設営のよくある質問

Q1. 10m×10mより狭いサイトでも設営できる?

A. 外ロープをよりテントに近い位置に張れば、9m×9mでも設営できないことはなさそうですが、おすすめはできません。動線や安全性を考えると10m×10mはあったほうがよさそうです。

Q2. 後方のキャノピーは立てられない?

A. 前方のキャノピーを立てる前提では、サイトの奥行きが11m以上あれば立てられる可能性があります。

Q3. 設営に何人必要?

A. 1人でも可能です。2人以上いればより早く設営することができます。

Q4. 初心者でも設営できる?

A. グレーのビルディングテープの位置取りが理解できれば、比較的簡単です。

Q5. 雨の日でも設営できる?

A. TC素材は濡れると重く、乾きづらいため、雨での設営はおすすめできません。

まとめ:ウータL TCは10m区画サイトでも設営可能!

ウータ-L TCを10m×10mの区画サイトに設営するポイントと手順をまとめました。

最重要ポイント:
グレーのビルディングテープを、サイト後方から2.5m横から1.5mの位置にペグダウンすること

これさえ守れば:
・ 区画サイトでも余裕を持って設営できる
・前方のキャノピーが立てられる
・車の駐車スペースも確保できる

設営時間:
慣れれば約30分で完成

大型2ルームテント「ウータ-L TC」で、広々とした快適なファミリーキャンプを楽しんでください✨

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