「子連れキャンプに挑戦したいけど、何から準備すればいいの?」
「子どもが楽しめるか不安…」
「親も疲れずに楽しむにはどうすれば?」
そんな悩みを持つファミリーキャンプ初心者の方へ。
2人の子ども(7歳と9歳)を持つ母親が、4歳の時からこれまでに20泊以上のキャンプ経験をもとに、 子連れキャンプを成功させる実践的なコツをお伝えします。
この記事を読めば、準備から当日の楽しみ方、必需品まで、 家族みんなが笑顔で過ごせるキャンプの全てがわかります。
子連れキャンプ成功のための3つの必須条件
あたりまえじゃん、って思うかもしれませんが、これができたら子連れキャンプが楽しめる大切な条件です。
1.子どもが楽しめる
子どもが楽しい時間を過ごせること。

2.親が疲弊しない・楽しめる
親が疲弊せず、楽しい時間を過ごせること。

3.体調や天候の無理をしない
体調が悪いと楽しいはずものも楽しめません。思い切ってキャンセルすることも大切です。悪天候の場合もキャンセルの決断が必要になる場合があります。
強風や大雨の場合はもちろんですが、悩ましいのはそれほど強くない雨の場合。やはり雨キャンプは大変さが何倍も増します。キャンプに慣れていない場合は避けた方がいいでしょう。それでも、チャレンジしてみる気持ちがあれば、行ってみるのもいいと思います。テントに当たる雨音を聞いたり、家族みんなでテントに籠ったりと違った楽しみがあるかもしれません。
子どもが楽しめるキャンプ場の選び方|2つのポイント
・子どもが楽しめるキャンプ場
・設備と時間
子どもが楽しめるキャンプ場
遊具や川、プールなどの遊び場などがあるキャンプ場は子どもが大好きです。
落ち葉や砂場で遊べるのも楽しいポイントです。
そのようなキャンプ場を選ぶのも良いでしょう。

キャンプ場の設備と時間
子どもが使いやすいトイレ
トイレの使い勝手は大切なポイントです。
和式トイレが使えないお子さんの場合は、洋式トイレがあるキャンプ場を選びましょう。
汲み取り式のトイレでは恐怖心をもつお子さんもいるかもしれません。そのような場合は水洗トイレのあるキャンプ場を選びましょう。
時間にゆとりがある
利用時間が短いと子どもと遊ぶ時間がとれないこともあります。利用時間が長めのキャンプ場を選ぶと家族で遊ぶ時間を作りやすくなります。
子どもが好きな時間を過ごすための2つのポイント
子ども自身の好きな時間を過ごせることも大切です。
そのためには、子どものやりたい「遊び」と、「場所」を保証することが大切です。
子どもの遊びたいこと
小学生以上の場合
小学生になれば、ある程度自分たちの遊びたいことを事前に計画して、準備することができます。子ども自身に、キャンプ場での遊びについて事前に考えて準備させると良いでしょう。
未就学児の場合
未就学児の場合、自分の遊びたいことを事前に考えて準備するのが難しいかもしれません。いつもお家で行なっているような遊びや、休日にお家の方と公園などで行なっている遊びが楽しめる遊びなのではないでしょうか?
そういった遊びを思い切り自由にできるような環境を作ってあげましょう。
見守りが必要であれば、見守りをする。スペースの確保が必要であれば、安全な遊びのスペースを確保しましょう。
子どもが遊べるスペースを確保する
キャンプ場ではのびのび遊ばせたいと思っても、キャンプサイトには火や刃物など危険なものがあり、スペースも広くない場合があります。のびのび遊ばせるのは意外と大変です。
ダイナミックな遊びでなければ、レジャーシートやポップアップテント、テント内の寝室のスペースなどを使って、好きに遊んでいい安全な場所を確保してあげましょう。
体を動かした遊びをする場合は、親が付き添いながら遊ぶのか、キャンプサイトから見える範囲の中で遊ばせるのか、見えないところまで行っていいのか。安全を確認した上で、子どもと話し合い、ルールを確認しましょう。
近くに川や池などの水場がある場合は絶対に親が目を離さないようにしましょう。

親が疲れない!子連れキャンプの準備と当日の工夫6選
子連れキャンプってやっぱり大変です。普段とは違う環境の中で、危険がないか子どもの様子をいつも以上に見る必要があります。テント設営や料理など家庭と勝手が違う中での作業も多く、労力がかかります。
そんな中で、大人が楽しむ・疲弊しないコツを6つ紹介します。
1.準備をしっかりと
テント設営
テント設営に慣れていない場合はキャンプの1、2週間前に試し張りをするなどして練習をしましょう。

料理
「野菜は事前に洗って切っておく」、「お米は浸水しておく」などの準備をしておき、キャンプ場での作業が少なくなるように心がけましょう。
忘れ物をしない
忘れ物があるとキャンプ場で慌てることになります。なるべく忘れ物をしないように事前にチェックしましょう。チェックシートを活用するのも効果的です。

2.キャンプサイトの工夫
トイレに近い、水場が近い、子どもが遊ぶ場所を見渡せる見晴らしのいいキャンプサイトを選ぶと、グッとラクに過ごせます。
・事前にインターネットやSNSでリサーチする
・希望があれば予約時にキャンプ場に伝える
のもいいでしょう。
3.テントはなるべく建てやすいものを選ぶ
テント設営は、キャンプの中でかなり時間を要する作業です。テントによって設営にかかる労力は大幅に変わります。
子どもが小さい場合は、大人1人が子どもにつきっきりになり、その他の大人でテント設営をする必要があります。多くの場合はパパ1人の設営が必須です。
1人で設営可能なテントを選びましょう。
スノーピークのランドネストシリーズは設営簡単で比較的軽く扱いもラクなので、初心者向きで初めてのキャンプにお勧めです。
4.料理は簡単なものですます
料理は簡単にこしたことはありません。
・カップ麺
・インスタントスープ
・パン
・具材を入れて煮込むだけの鍋
・温めるだけのレトルトカレー
・ミールキット
・冷凍肉まんをホットサンドメーカーで挟むだけの料理
は簡単でお勧めです。

5.子どもの楽しむ姿が見られる
子どもが楽しんでいる姿が見えるのはなによりも嬉しいことです。子どもが楽しめる環境を整えてあげましょう。
6.親もやりたいことをやる
親もやりたいことをやって楽しみましょう。
・夫婦で語る
・昼間からお酒を飲む
・お気に入りのお菓子を食べる
・映え写真を撮る
やりたいことを大切にしてください。

子連れキャンプをもっと楽しむ!お勧めアクティビティ5選
こんな遊びをプラスしてみるのはいかがでしょうか?家族でワクワクする時間が増えますよ。
キャンプビンゴ
キャンプ場で見つけられるものでビンゴを作ってみましょう。「松ぼっくり」「どんぐり」「赤い葉っぱ」「虫」「きれいな石」など、自然の中で探せるものをマスに書き込みます。
子どもたちが宝探しのように喜ぶこと間違いなしですし、自然観察にもなります。年齢に合わせて難易度を調節できるのも嬉しいポイントです。
謎解き
キャンンプ場を題材にした謎解きゲームを準備してみましょう。「テントの近くにある木の下を探せ」などのヒントを書いた紙を用意し、次のヒントへと導きます。
最後はお菓子やおもちゃなど、ちょっとしたご褒美を用意しておくと、子ども達は大喜びです。

花火
夜のお楽しみといえば花火!手持ち花火なら小さな子どもでも楽しめます。ただし、キャンプ場によっては花火禁止のところや場所の指定がある場合もあるので、必ず事前に確認しましょう。
花火をする場所、消化用の水の準備、片付けのルールなど、子どもと一緒に安全について話し合う良い機会にもなります。暗闇に浮かぶ小さな光は、子どもの心に残る思い出になるはずです。

焚き火
焚き火を囲んで家族でゆっくり過ごす時間は、キャンプならではの醍醐味です。穂脳を見つめながら語り合ったり、マシュマロを焼いたり、焼き芋を作ったり。
小さな子どもがいる場合は、焚き火の周りに安全な距離を確保し、必ず大人が付き添いましょう。火の扱い方や危険性について教える教育的な機会にもなります。
星空を見上げながらの焚き火タイムは、日常では味わえない特別な時間です。

いつもは制限しているものをOKにして特別感を味わう
いつもは制限しているものを特別にOKにするのもよいのでは?
特別感があって子どもも楽しめるかもしれません。普段制限している食べ物があれば、キャンプの時は食べてもいいことにするとか、泥だらけになって遊ぶことを容認するといった具合です。
我が家では、インスタントラーメンを普段家では食べませんが、キャンプやハイキングなどの屋外では食べていいルールにしています。スナック菓子を多めに準備してキャンプの時に家族で食べるもの楽しいです。
【持ち物リスト】子連れキャンプの必需品チェックリスト
万が一のトラブルに備えて、これらのアイテムは必ず持っていきましょう。準備が安心につながり、キャンプをより楽しめます。
救急セット・常備薬・体温計
怪我をした時の消毒液、虫刺され用の薬、絆創膏、火傷の時のワセリンは必須です。また、普段飲んでいる常備薬や解熱剤なども忘れずに。
体温計もあると安心です。子供は急に体調を崩すことがあるので早めに気づけるように準備しておきましょう。

ライフジャケット
川や湖など水辺のあるキャンプ場に行く場合は子ども用のライフジャケットは必須です。浅瀬であっても自然の水辺は予測不能。安全第一で準備しましょう。
多めの着替え(特に靴下)
子どもは予想以上に服を汚しましす。泥遊び、水遊び、食べこぼし…着替えは普段よりも1,2着多めに用意しましょう。
特に靴下は汚れやすいので、何足か余分に持って行くと安心です。防寒着も忘れずに、夏場であっても朝晩の冷え込みは予想以上です。
子どもが食べられるもの・好きな食べ物
キャンプ飯がうまく作れなかったり、子どもの口に合わなかったりすることもあります。そんな時のために、子どもが確実に食べられるものを用意しておきましょう。
レトルトカレー、インスタント麺、パン、お菓子など。好きな食べ物があれば子どもの機嫌も保てて一石二鳥です。

遊び道具
ボール、フリスビー、虫取り網、バトミントンなど外で遊べるおもちゃを持って行くと楽しさ倍増です。安全に遊べるスペースがあるか確認してから遊ばせましょう。
雨天や夜に備えて、トランプやカードゲームなどテント内で遊べるものも用意しておくと安心。子どもが「つまらない」と言い出す前に、楽しい遊びを提案できます。
よくある質問!子連れキャンプのQ&A
Q1. 何歳からキャンプデビューできますか。
A. 親が行きたいと思った時がキャンプデビューの時です。とはいえ、子どもの年齢が低いほど、手がかかるので大変なのは事実です。初めはデイキャンプやお試しキャンプから始めるのもいいでしょう。子どもが夜泣きをする場合は周りの利用者に影響してしまうため、テントでの宿泊は避けて、デイキャンプにするかバンガロー泊を検討するのも良いでしょう。
Q2.持ち物は何が必要か(レンタルか購入か)
A.キャンプで必要な持ち物についてはこちらの記事で紹介しています。参考にしてください。

キャンプ道具は徐々に揃えるのがお勧めです、初めは自宅にあるものを応用するかレンタルで賄うのも良いでしょう。テントについては、事前に張る練習をすることをお勧めしているため、購入される方が良いでしょう。
こちらの記事も参考にしてください。

Q3.子連れキャンプではどんなキャンプ場を選ぶとよいですか?
A.子どもが遊ぶ遊具や川があると子どものテンションは上がります。
洋式トイレがある、水洗トイレがあるのも重要なポイントです。
キャンプサイトはトイレや水場に近い方が楽です。また、子どもの遊ぶ様子が見える見晴らしの良い場所もお勧めです。
Q4.子供が飽きない・楽しむための工夫はありますか
A.小学生以上であれば、事前に自分たちでどんな遊びをしたいか考えて準備してもらいましょう。
未就学児の場合は普段楽しんでいる遊びができる環境を作ってあげましょう。
利用時間が長かったり、テント設営や料理の手間を省けると時間にゆとりがもてて親も一緒に遊ぶことができます。そうすると子どもも楽しむことができるでしょう。
まとめ|子連れキャンプで家族の絆を深めよう
子連れキャンプを成功させる秘訣は、「子どもも大人も楽しめる」ことと「無理をしない」ことです。
完璧なキャンプを目指す必要はありません。テント設営に手間取っても、料理が上手にできなくても、それもまた思い出の一つ。家族で協力し合いながら、自然の中で過ごす時間そのものを楽しみましょう。
事前の準備をしっかりして、子どもが楽しめる環境を整え、親も自分の楽しみを見つける。そして、体調や天候に無理をしない。これらを心がければ、きっと素敵なファミリーキャンプになるはずです。
初めての子連れキャンプは緊張するかもしれませんが、この記事で紹介したコツを参考にぜひチャレンジしてみてください。
家族みんなで自然の中で過ごす時間は、きっとかけがえのない宝物になりますよ。楽しいキャンプを!


