寒い冬キャンプの必需品といえば湯たんぽ。我が家では尾上製作所のゴム製湯たんぽを10年以上愛用しています。
キャンプを始めた頃は「トタン製のほうがカッコいい」と憧れて使っていましたが、実際に使い比べた結果、最終的にゴム製に戻りました。
この記事では、ゴム製とトタン製の両方を使用した実体験から、
・それぞれのメリット・デメリット
・夫が火傷を負ってしまった失敗談
・マンション住まいの我が家がゴム製を選んだ理由
を詳しくお伝えします。
「冬キャンプ用に湯たんぽを買いたいけど、どれを選べばいいか分からない」という方は、ぜひ参考にしてください。
ゴム製湯たんぽ(尾上製作所)の基本情報
使用方法・使用時の注意点
説明書には3年以上の使用でゴムの劣化が見られるため、3年を目処に新しいものに交換するように書いてあります。
使用方法について、それ以外の記載は見つけられませんでした。
別のゴム製湯たんぽメーカーが推奨する安全な使い方
同じくゴム製湯たんぽを販売している別のメーカーの商品には「安全な使い方」として以下のことが明記がされています。
- 約70度以下のお湯を使用する
- 3分の2程度のお湯を入れる
- お湯を入れてから空気を抜いた状態で蓋をする
- 低温火傷のリスクがあるため直接体に当てない
- 就寝時は布団からだす
実際に使って分かった注意点【実体験】
尾上製作所の公式な取扱説明書には3年を目処に交換するということしか書いていないために、私が実際にゴム製湯たんぽを使用して感じた注意点をお伝えします。
※あくまでも公式な注意点ではなく、個人的な意見です。

満タンにお湯を入れると危険!夫が火傷を負った体験談
湯たんぽ内部の空気が冷えている場合、温かいお湯を入れることで中の空気が膨脹してお湯と共に外に出てくることがあります。
以前、私が満タンに近い量を入れてしまったせいで、蓋を閉める担当をしていた夫に湯たんぽを渡した瞬間、中のお湯が出てきて、夫の手に直撃!夫が大火傷を負ってしまった経験があります。
お湯を満タンに入れるのは危険です。中のお湯の量が確認しづらいのですが、3分の2程度で収める感覚が必要でしょう。

お湯を入れた後は必ず空気をぬく
暖かい空気は膨脹しやすいので、湯たんぽにお湯を入れると中に空気がパンパンに溜まりやすくなります。そのままで蓋を閉めると、「湯たんぽの劣化を早めるのではないか」、「中の圧が高まりお湯漏れの可能性が高まるのではないか」という懸念があります。
別のメーカーでも空気を抜くようにと表記されているので、お湯を入れた後は空気を抜いたほうが安心です。
空気を抜く際は、お湯が飛び出てこないように注意してください。
就寝時は布団から出すか身体から離す
低温火傷の危険があるため、就寝前に寝具を湯たんぽで温めておいて、就寝時には布団から出すか身体から離れた位置に湯たんぽをおいておく必要があります。
寝袋に湯たんぽを入れたまま寝てしまい、夜中気がついた時には汗をびっしょりかいていた経験があります。こうなると体が冷えてしまい。寝付けなくなるので、汗をびっしょりかくことは避けたいものです。湯たんぽは寝袋の外に出して寝ることをお勧めします。
ゴム製湯たんぽのメリット7つ
- お湯の量を調整できる
- ミトンや軍手不要で素手で扱える
- 使用後の扱いが楽
- 電気代の節約
- 災害時にも使える
- 1,000円台で購入できる安価さ
- 収納時にぺったんこでコンパクト
お湯の量を調整できる
トタン製の湯たんぽはお湯を満タンに入れる必要がありますが、ゴム製の湯たんぽはその必要がないために、お湯の調整ができる点が魅力です。
ミトンや軍手不要で素手で扱える
ゴムは金属に比べて熱伝導率が低いため、熱湯を注ぐ際に本体を素手で持つことができます。よってミトンや軍手を使用する必要がありません。
使用後の扱いが楽
ゴム製と言っても尾上製作所の湯たんぽは口の部分が金属でできているため、使用後には水を切らないと錆びる可能性があります。しかし、他の部分は錆びる心配がないので水切りを念入りに行わなくても良いという安心感があります。
また、ピンチなどに挟んで吊るすことができるので、水切りも楽です。

電気代の節約になる
自宅内で使用する際には、部屋全体を温めなくても湯たんぽで直接体を温めることができるので電気代の節約につながります。
災害時にも使える
お湯を沸かすことができれば、電気やガスが止まった災害時でも暖をとることができます。
災害時は水が貴重になりますが、使用する水の量を調節できる点も災害時に適していると考えられます。
1,000円台で購入できる安価さ
私は2lを使用していますが、Amazonでは1,000円台で購入することができ、コストパフォーマンスに優れています。
収納時にぺったんこでコンパクト
収納時はぺったんこになるためコンパクトです。

ゴム製湯たんぽのデメリット2つ
お湯の量がわかりにくく火傷のリスク
実際に中にお湯を入れすぎたせいで、夫はキャンプ中に火傷を負い大変な思いをしたことがあります。
使い慣れるまでは熱湯の使用を避けるほうが良いと考えます。
ゴム独特の匂いは消えない
天然ゴムを使用していてゴム独特の匂いがします。購入から1年たっても匂いは消えません。この匂いが苦手な方は使用を避けたほうがいいかもしれません。
トタン製湯たんぽ(マルカ製作所)との比較
トタン製(マルカ湯湯たんぽ)の使用方法と使用時の注意点
・使用時にはお湯や水を満タンに入れないと使用中の湯たんぽの変形につながります。
・使用後はしっかり水を切り錆を予防します。
お湯を直接入れる場合
満タンになるまでお湯を入れ、キャップを閉めます
直火にかける場合
7分目まで水道水を入れ、直火にかけます。満タンになるまでお湯を足し、キャップを閉めます。
その他のマルカ湯たんぽの使用時の注意点については取扱説明書をご覧ください。詳細に注意点が明記してあります。
トタン製(マルカ湯たんぽ)のメリット:直火にかけられる
マルカ湯たんぽはストーブやコンロに直接乗せて中の水を温めることができます。
他のメーカーの湯たんぽはトタン製のものでも直火がNGな製品もあるので注意が必要です。
トタン製(まるか湯たんぽ)のデメリット:準備と片付けが大変
満タンになるまでお湯を入れる必要がある
満タンになるまでお湯を入れる必要があり、キャンプの際にはカセットコンロでお湯を沸かしている我が家としては、大変な作業でした。大は小をかねると思い安易に購入した3.5lのサイズのものの場合は3.5lのお湯を沸かす必要があります。寒い時期には特にお湯が沸きにくいので湯たんぽの準備にとても時間がかかっていました。
本体が熱くなるため扱いが大変
金属は熱伝導が良いために、中にお湯を入れると本体がとても熱くなります。準備のためには軍手やミトンをする必要があるために扱いが大変でした。
水をしっかり切る必要がある
使用した後には水を切るために干す必要がありました。錆びると穴あきの危険があるため、時間をかけて中を乾かす必要があります。
場所を取る
収納時も使用時も形が変わらないため、収納に場所を取ります。
我が家がゴム製を選んだ理由
トタン製とゴム製の両方を使用した経験から、我が家では最終的にゴム製湯たんぽを選びました。
その理由は「コンパクトに収納できて、扱いが楽だから」です。
マンション住まいのキャンプ家庭に最適
我が家はマンション住まいで、キャンプ道具の収納スペースが限られています。トタン製の湯たんぽは収納時も使用時も形が変わらないため、どうしても場所を取ってしまいます。
一方、ゴム製の湯たんぽは使用後にぺったんこに畳むことができるため、収納スペースを大幅に節約できます。この点が、収納に悩むマンション住まいのキャンパーにとっては非常に大きなメリットです。
準備と片付けの手間が少ない
キャンプでは限られた時間の中で、設営や料理など多くの作業をこなす必要があります。
トタン製湯たんぽは満タンまでお湯を沸かす必要があり、特に3.5lサイズの場合は準備に非常に時間がかかります。また、熱くなった本体を扱うために軍手やミトンが必要で、使用後はしっかりと水切りをして乾燥させなければ錆びてしまうというデメリットがありました。
ゴム製湯たんぽは必要な量だけお湯を入れれば良く、素手で扱えるため準備も片付けも圧倒的に楽です。この「手軽さ」が、家族キャンプにおいては想像以上に重要でした。
トタン製湯たんぽ(マルカ湯たんぽ)が向いている人
ゴム製を選んだ我が家ですが、トタン製湯たんぽが適している方もいます。
収納スペースに余裕がある方
車中泊用の車を所有していたり、自宅に十分な収納スペースがある場合は、トタン製湯たんぽの収納性の低さはそれほど問題になりません。
ゴムの匂いが苦手な方
ゴム製湯たんぽは天然ゴムを使用しているため、独特の匂いがあります。購入から1年以上経っても匂いは完全には消えません。この匂いに敏感な方や、就寝時に匂いが気になる方はトタン製のほうが快適に使用できるでしょう。
焚き火やストーブで直接温められる方
マルカ湯たんぽの最大の魅力は直火にかけられることです。薪ストーブや焚き火をキャンプで楽しむ方にとっては、湯たんぽをストーブの上に置いておくだけで温められるという利便性は大きなメリットになります。
ただし、トタン製でも直火NGの製品もあるので、購入時には必ず確認してください。
キャンプで湯たんぽを準備する時の安全対策
明るいうちに準備しておくのが安全
湯たんぽの準備では熱湯を扱うため、十分に明るい環境で作業することが重要です。
日が暮れてからの準備になる場合は、必ず明るいランタンやヘッドライトを用意して、手元がよく見える状態で作業しましょう。暗い中での作業は火傷のリスクが高まります。
お湯を入れる作業は慎重に【火傷防止のポイント】
特にゴム製湯たんぽの場合、お湯を入れすぎると中の空気が膨張して危険です。私の夫が火傷を負った経験からも、以下の点に注意してください。
- お湯は3分の2程度に抑える
- お湯を入れた後は必ず空気を抜く
- 蓋を閉める際はお湯の飛び出しに注意する
- 家族で作業を分担する場合は、しっかりコミュニケーションを取る

湯たんぽの使用シーン
キャンプでの使用シーン
昼間の寒い時
キャンプでは日中、じっと過ごす時に主に膝の上に置いて暖をとっています。上から薄手の毛布などをかけると保温性が増します。
就寝前に
夜寝る前に、寝袋に入れておいて、寝袋を温めておきます。そうすることで、就寝時の冷えが軽減され、安眠効果が高まります。
食器洗いに
前日に使用した湯たんぽのお湯を、翌朝の食器洗いに使用することができます。お湯の出ないキャンプ場でもまだ暖かいお湯を使って洗い物ができます。
自宅での使用シーン
家族が外に出ていて暖房を使用したくない時
家族が外に出ていて、節電・節ガスのために暖房を使用したくない時に湯たんぽを使用します。
省エネで家計にもやさしい使い方です。
体調不良時
主に発熱時の悪寒がある時に、寝床を温めるために使います。
就寝前に寝床を温める
キャンプ同様、就寝前に寝床を温めるために使います。準備しておけばホカホカの布団に入ることができて気持ちいいです。
その他の湯たんぽ3種類
ゴム製とトタン製以外にも、いくつかの種類の湯たんぽがあります。
プラスチック製の湯たんぽ
軽量で扱いやすく、価格も手頃です。ただし、耐熱温度に制限があり、熱湯を直接入れられない製品もあるため注意が必要です。保温性能はゴム製やトタン製に比べるとやや劣ります。
充電式の湯たんぽ
自宅での使用には便利ですが、キャンプでも電源が必要になります。ポータブル電源を持っている場合は選択肢になりますが、消費電力を考えると他の用途に電力を使いたい場面が多いのではないでしょうか。
陶器の湯たんぽ
昔ながらの陶器製湯たんぽは保温性が高く、温かさが長持ちします。しかし、重量があり割れやすいため、キャンプには不向きです。自宅での使用であれば趣があって良い選択肢かもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q1:ゴム製湯たんぽの寿命はどれくらいですか?
A:メーカーによって異なるますが尾上製作所のゴム製湯たんぽでは3年を目処に交換することが推奨されています。
Q2:ゴム製湯たんぽは何度のお湯まで入れられますか?
A:尾上製作所の取扱説明書に詳しい温度は表記されていませんが、別のメーカーのものは70度以下のお湯の使用を推奨しています。
Q3:湯たんぽで低温やけどしないためにはどうすればいいですか?
A:湯たんぽカバーを使用し、直接肌にあてないこと、就寝時は身体から離すか布団から出すことが重要です。
Q4:マンションでの湯たんぽ収納のコツは?
A:ゴム製湯たんぽならぺったんこに収納できるので、衣装ケースや収納ボックスの隙間に収納できます。
まとめ:あなたにあった湯たんぽの選び方
寒い時期のキャンプに欠かせない湯たんぽ。ゴム製とトタン製の両方を使用した経験から、それぞれにメリット・デメリットがあることがわかりました。
ゴム製湯たんぽがおすすめな人
- マンション住まいで収納スペースが限られている
- 準備と片付けの手間を減らしたい
- カセットコンロでお湯を沸かしている
- 災害時の備えとしても使いたい
トタン製湯たんぽがおすすめな人
- 収納スペースに余裕がある
- ゴムの匂いが苦手
- 焚き火やストーブで直接温めたい
我が家は収納スペースと扱いやすさを重視してゴム製を選びましたが、キャンプスタイルや住環境によって最適な選択は変わってきます。
ただし、どちらを選ぶにしても、熱湯を扱う際の火傷には十分注意してください。特にお子さんがいるご家庭では、湯たんぽの準備は大人が行い、就寝時には低温火傷を防ぐために適切な位置に置くことを心がけましょう。
寒い時期のキャンプも、湯たんぽがあれば快適に過ごせます。この記事が、あなたの湯たんぽ選びの参考になれば幸いです。



