キャンプで使えるテーブルを、自宅や庭でもおしゃれに使えたら便利ですよね。
本記事では 「失敗しないキャンプテーブルの選び方」 を解説しつつ、私が2年間愛用している Hilander(ハイランダー)ウッドロールトップテーブル のレビューをご紹介します。さらに、Snow PeakやOgawaなど人気ブランドのテーブルとも比較しました。
ファミリーキャンプ初心者から買い替えを検討している方まで、テーブル選びの参考になる内容です。
ハイランダーウッドロールトップテーブルの特徴
Hilander(ハイランダー)はコスパの高さとおしゃれなデザインで人気のアウトドアブランドです。
私が使用しているのはウッドロールトップテーブル3(ナチュラル120)。現在はモデルチェンジを経てウッドロールトップテーブルEX が販売されています。
「ウッドロールトップテーブルEX」は、ブナ材を使用した安定感のある木製テーブルで、室内でも違和感なく使えるデザインが魅力です。
ハイランダーウッドロールトップテーブル3とExの比較(サイズ120)
私がレビューするハイランダーウッドロールトップテーブル3と現在発売中のハイランダーウッドロールトップテーブルExの違いをまとめました。
項目 | ウッドロールトップテーブル3 | ウッドロールトップテーブルEX |
---|---|---|
カラー | ナチュラル、ダークブラウン | ナチュラル、ダークブラウン |
素材 | ブナ(本体・脚フレーム)、600Dポリエステルオックスフォード(収納袋) | ブナ(本体・脚フレーム)、スチール(金具)、600Dポリエステル(収納袋) |
サイズ | 約 W120 × H43 × D60cm | 約 W120 × H45 × D60cm |
収納サイズ | 約 W70 × H17 × D26cm | 約 W68 × H17 × D25cm |
重量 | 約 9.6kg | 約 8.9kg |
耐荷重 | 約 30kg | 約 30kg |
付属品 | 脚キャップ(6個)、収納袋 | 脚キャップ(6個)、収納袋 |
ブランドの印字 | ![]() | ![]() Hilander公式HPより |
違いは、天板の高さ、収納時のサイズ、重量、テーブル本体のブランドロゴのようです。大きな仕様変更はなくExはより軽量化されています。
ファミリーキャンプでのテーブルの選ぶときのポイントと【Hilander】ウッドロールトップテーブルレビュー
ファミリーキャンプ でテーブルを選ぶときのポイントを6つにまとめました。あわせて、ハイランダーウッドロールトップテーブルを2年半使ってた感想をレビューします。
1. 天板サイズ
ファミリーでは幅が110〜130cmのテーブルがお勧めです。

実際にいつもキャンプで使っているコンロや皿などを並べてみました。天板の広さは約120×60cmです。ファミリーキャンプ にはベストなサイズ感です。
実際のキャンプでは、テーブルの上がごちゃごちゃしがちです。しまいにはテーブルのスペースが足りなくなるため、コンパクトなサイドテーブル(TOKYO CRAFTS)を併用して使用しています。
だったらもっと大きいテーブルを使用したほうがいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、キャンプテーブルとなると話は別です。ツールームテント使用時はリビングスペースに限りがあります。テーブルがこれ以上大きいと、人が通るスペースやコンテナなどのギアを置くスペースが確保できなくなってしまうのです。

ZANEARTSのWOOTA使用時の写真です。大型のテントが故、通路がちょうどいい感じです。

TOKYO CRAFTのセレニティ使用時の写真です。セレニティはColemanのタフスクリーンと同じ広さで、一般的な2ルームテントの大きさです。椅子の後ろの通路がほとんどありません。これ以上大きいテーブルでは使いづらいです。
2. 高さ
テーブルの高さは使用する椅子の高さに合わせるのが必須です。
ロースタイルの場合は高さが40cm前後、ハイスタイルの場合は70cm前後になります。高さ調節ができ、どちらのスタイルにも合わせられるものもあります。
👉ハイランダーウッドロールトップテーブルはロースタイルのテーブルです。我が家ではogawaのローチェアと合わせて使用しています。
3. 素材
素材によって特徴があります。
- 木製:おしゃれ、室内でも◎、熱とカビに弱い
- アルミ:軽量、錆びにくく耐熱性あり
- スチール:頑丈だが重く錆びやすい
- 樹脂:軽量だが熱に弱い
👉ハイランダーウッドロールトップテーブル3は木製の商品です。熱に弱いため、熱い鍋を置く際は鍋敷き(ふきんや手ぬぐいを使っています)を下に敷いています。今のところ鍋の跡などはついていません。また、熱に弱いため焚き火のそばでは使えません。しかし、実際は焚き火のそば使う機会はないため、木製でも全く困っていません。
👉カビやすいという弱点ですが、いつかカビが生えてもおかしくないと思っています。私はあまり、手入れが得意ではないですし、ロール式のテーブルで天板の木と木の間が汚れていても拭きづらい構造だからです。2年半使用していますが、今の所はカビてはいません。
4. 収納性・携帯性・組み立てやすさ
キャンプで持ち運ぶことを考えると、重さや収納時の大きさ、収納用の袋がついているかも重要なポイントになります。パーツが多くなるとその分組み立てに時間がかかるのではないでしょうか。組み立てやすさも重要です。
👉ハイランダーウッドロールトップテーブル3は重さが9.6kgあります(Exは8.9kgに軽量化)。女性の私でも運ぶことは可能ですが重いです。
👉ハイランダーウッドロールトップテーブル3は収納時2個のパーツに別れています。組み立てや片付けは数分でできます(この時は2分以内)。天板を足に装着する際に、天板を伸ばす力が必要になり、苦戦することもあります。小学生の子供が組み立てるのは難しそうです。
※自宅内での使用の際には100均のテーブル脚カバーを使用しています。
5. 安定性・耐久性
アウトドアでは不安定な地面でも使うため、脚の作りや耐荷重のチェックが必要です。足の形は八の字型やX型のものが安定性が高くておすすめです。
👉ハイランダーウッドロールトップテーブル3はX字型で安定性が高く使用中まったくぐらつきません。耐荷重は30kgです。
6. その他、最新トレンド
キャンプテーブルには天板の収納時の形がロール状になるもの、折りたたみ式のもの、天板が複数のパーツに分かれていてはめ込む組み立て式のものなどがあります。
現在はSnow Peakが展開する「IGT(アイアングリルテーブル)規格」の商品が注目を浴びています。これは、テーブルの天板にガスコンロなどを組み込めるシステムで、調理をスマートに楽しめるのが特徴です。現在では、他メーカーからも互換性のある製品が登場しており、パーツを買い足して自由にカスタムできる点も大きな魅力です。
【2025年版】他ブランドのキャンプテーブルと比較
現在販売中の「HilanderウッドロールトップテーブルEx」と私が気になっている「人気の他メーカーのテーブル(ファミリー使用に適した幅110cm以上)」とを比較しました
項目 | Hilander ウッドロールトップテーブルEx120 | Ogawa ロールテーブルL | Snow Peak ワンアクションテーブルロング | RATEL WORKS ウッドパネルテーブル120 | Alpen Outdoors アルミユニットテーブル110 |
---|---|---|---|---|---|
素材 | ブナ、スチール(金具) | アルミ合金 | 竹天板(竹集成材)、スタンド(アルミ合金) | アルミフレーム、アルミ合金、天然木 | アルミニウム・スチール |
重量(kg) | 8.9 | 7 | 13 | 8 | 7.5 |
展開時の大きさ(cm) | 120×60×H45 | 125×70×40~60 | 121.5×72×H66 | 120×59×H41 | 110×60×39.5~61 |
収納タイプ | ロール式 | ロール式 | 折りたたみ式 | IGT規格・組み立て式 | IGT規格・組み立て式 |
収納時の大きさ(cm) | 68×17×25 | 75×24×19 | 121.5×36×9 | 76×37×11 | 110×16×12 |
定価(税込) | 14,980円 | 31,900円 | 50,600円 | 22,880円 | 14,990円 |
特徴 | シンプル。木製で家具にも馴染みやすい | メッシュポケット・スチールハンガー付き | ワンタッチで組み立てられる。ハイタイプ | スリットあり。別売りオプションでカスタム可能 | 他製品を使用してカスタムを楽しめる |
写真 | ![]() 出典:Hilander公式HP | ![]() 出典:ogawa公式HP | ![]() 出典:Snow Peak公式HP | ![]() 出典:RATEL WORKS公式HP | ![]() 出典:Alpen Outdoors公式HP |
👉 Hilanderは「デザイン・機能・価格」のバランスがよく、木目調テーブルを導入したい方におすすめです。収納時はコンパクトに収まります。
👉同じようなタイプのロールテーブルが発売されています。テーブルの購入時に店舗にて他製品と比較しましたが、Hilanderのテーブルには安定感がありました。耐久性も高く、長く愛用できるテーブルを探している方におすすめです。
どれもおしゃれでかっこいいアイテムです。スノーピークのワンアクションは簡単に設営できるところが魅力です。個人的にはIGT規格のテーブルに興味があります。現在のテーブルで満足しているため、今のところ購入の予定はありませんが、購入したらレビューしたいと思います。
ハイランダーウッドロールトップテーブルはこんな人におすすめ!
- おしゃれなデザインと機能性を両立したい
- キャンプだけでなく、自宅や庭でも使いたい
- コスパ重視で失敗したくない
- 初めてキャンプテーブルを購入する
- 長くテーブルを愛用したい
我が家はマンション住まいということでギアの収納スペースも多くないため、ギア選びに失敗はしたくありません。こんな方にはハイランダーウッドロールトップテーブルはおすすめです。
まとめ
ファミリーキャンプに最適なテーブルは以下の通りです。
- 天板幅110〜130cm
- 高さはチェアに合わせるのが必須
- 収納時にコンパクトに収まる
- 組み立てやすい
- 足は八の字やX字が安定しやすい
Hilanderのウッドロールトップテーブルは、上記の条件に全て当てはまっている上におしゃれで機能的、しかもコスパ抜群です。
他ブランドと比べても「価格とデザインのバランス」に優れ、キャンプはもちろん自宅での来客時にも大活躍してくれます。


