【防災×キャンプ】非常用持ち出し袋|キャンプ道具でリアルな備え

これまで【防災×キャンプ】シリーズとして、

  • 「災害時に役立つキャンプ道具と活用方法」
  • 「楽しみながら学ぶ防災スキル」
  • 「ローリングストックで日常生活を整える」
    の3記事を書いてきました。

今回は我が家の、非常用持ち出し袋についてお伝えします。
以前から「備えているつもり」でも、見直してみると古くなっていたり、現実的に使えそうにないものもありました。
せっかくなのでこの機会に、キャンプ道具を取り入れた“使える非常用持ち出し袋”を組み直しました。

この記事では、非常用持ち出しバッグの中身と、キャンプと防災を両立させる工夫を紹介します。

目次

非常用持ち出し袋とは

どのようなシチュエーションで使うか

非常用持ち出し袋とは、災害発生直後に命を守るため自宅を離れる際に持ち出すバッグです。すぐに持ち出せるように自宅内での避難経路に置きましょう。

何を入れるか

水(500ml×数本)、非常食、懐中電灯・ランタン、モバイルバッテリー、救急セット、貴重品、簡易防寒具などの必需品を入れてなるべく軽量にします。

子どもの分も必要?

子どもの分も用意するようにという記事をよく目にするのですが、災害時に子供が荷物を持って避難できるのか疑問です。とはいえ家族が多くなればなるほど、非常時に必要なものは増えますし、子どもだけで留守番している時に災害が起こる可能性もあります。

我が家の持ち出し袋

我が家には小学1年と3年の子どもがいます。また、マンションの10階以上に住んでいるので、非常時には階段を使って10階以上の階を降りなければいけません。夫は仕事で不在がちです。

このような環境の中で、子どもが持ち出し袋をもって避難することができるか疑問が残るため、今回はメインの持ち出し袋を1つ、そして、大人が2人いた場合や大人1人でも子どもが持ち出せる余裕がある場合を想定して、サブの持ち出し袋を1つ用意しました。

キャンプ道具を活かした我が家の非常用持ち出し袋

メインの持ち出し袋とサブの持ち出し袋の中身

メインの持ち出し袋

総務省消防庁「非常時持ち出し品チェックシート」を参考に入れるものを決めました。

  • 現金(1000円札数枚と10円玉)
  • 預金通帳のコピー
  • マイナンバーカードのコピー
  • ランタン
  • 携帯トイレ
  • イマージェンシーブランケット
  • レインコート
  • 軍手
  • タオル
  • ウエットティッシュ
  • 救急セット
  • 生理用品
  • 乾パン
  • 水500ml×2
  • ゼリー

サブの持ち出し袋

  • 簡易トイレ
  • 家族分の着替え(下着、Tシャツ)
  • 家族分のレインコート
  • タオル数枚
  • 歯ブラシ
  • ビニール袋
  • 軍手
  • レジャーシート
  • メモ帳とペン
  • エア枕
  • カイロ
  • 水500ml×4
  • 乾パン

これらで本当に避難所生活を乗り切れるのか不安も残ります。今後も持ち出し袋について考え、中身の検討をしていきたいと思います。

灯りと電源を両立するランタン

ランタンはキャンプの時に使用しているものを準備しました。

  • 首にかけるタイプの乾電池式のもの
  • ヘッドライト
  • 電源の供給ができるランタン
  • 手持ちのソーラーランタン
電源の供給ができるランタン

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・とにかく明るいライトです
・給電機能がついているため、バッテリーとしても使用可能

手持ちのソーラーランタン

【CARRY THE SUN】ソーラーランタン[Amazon][楽天]
・軽くてコンパクト
・ソーラー式充電のランタン

救急セットはキャンプ用と共用

救急セットはいつもキャンプに持って行っているものを入れました。喘息持ちの息子が服用している薬も入れておきます。

日常とキャンプで“使いながら備える”

キャンプ前にバッグから取り出して使う

キャンプ道具と併用している、ランタンや救急セットはキャンプ前に防災バッグから取り出して使うようにします。

使用後は補充してリセット

ランタンは使用後充電して防災バッグに直します。

非常時にも迷わず使える安心感

今回は、「避難の際に素早く持ち出せる非常用持ち出し袋」を紹介しましたが、災害時には「避難所などでの生活を数日支えるための道具」も大切です。どちらにも活用できるキャンプ道具。普段から使い慣れておくことで、災害時にも使い勝手の良いアイテムとなるでしょう。

こちらの記事では「避難所などでの生活を数日支えるための道具」を紹介しています。

まとめ|キャンプ道具を活かした“使える防災バッグ”

今回は、キャンプ道具を取り入れた我が家の非常用持ち出し袋を紹介しました。

キャンプで日常的に使うランタンや救急セットをそのまま活用することで、「非常時に慣れない道具で困る」というリスクを減らすことができます。

バッグの中身は、持ち出すときに必要な最低限に絞りつつ、ローリングストックで食料や水を更新するなど、普段から使いながら備える仕組みにしています。

家族構成や住環境によって、持ち出し袋の量や中身は変わりますが、共通して大切なのは「命を守る最低限の備え」と「普段から使い慣れること」です。

防災×キャンプは、楽しみながらも「使える備え」を作るきっかけになります。
この機会に、自分や家族に合った非常用持ち出し袋を見直してみてください。

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