大切なキャンプギア。せっかく購入したなら、購入時の性能を保ちながらできるだけ長く使いたいものです。限られたスペースの中で生活しているマンション住まいでは、「家族が生活するだけでいっぱいなのに、どこにキャンプ道具を収納したらいいの?」なんて悩んでしまうこともあります。
この記事では、3LDK・70㎡以下のマンションに家族4人で暮らす我が家の収納実例を交えながら、キャンプ道具を長持ちさせる収納の基礎知識と工夫、そして限られたスペースで収納するコツを紹介します。

【基礎知識】キャンプ道具を長持ちさせるマンション収納のコツ
テントやタープには耐水圧を保つ加工がされていますが、永遠に性能が維持されるわけではありません。その他のギアも、保管方法を間違えればカビや錆び、悪臭の原因にもなります。
キャンプギアを長持ちさせるための基本は「汚れを落としてから保管する」こと、そして「多湿・直射日光を避ける」ことです。
使用後は汚れを拭き取り乾燥させる
湿気はテントや寝袋にカビを発生させ、金属製のギアにはサビをもたらします。収納前に土や水分を落とし、しっかり乾燥させましょう。乾燥が不十分だと悪臭の原因にもなります。
湿気を避けて保管
多湿の環境ではカビが発生しやすく、テントやタープは加水分解で防水コーティングが劣化しベタつくことも。除湿剤を入れる、定期的に収納場所の換気を行うと安心です。普段からギアを日常使いすることも、空気の入れ替えにつながります。
直射日光を避ける
紫外線は生地を劣化させ色あせを引き起こします。収納時は直射日光の当たらない場所を選びましょう。
基本を守るだけで、ギアの寿命は大きく伸びます。
理想的なキャンプ道具の収納術
可能であれば、玄関に近い部屋を収納専用にするのが理想です。道具をまとめて保管できるため、準備や積み込みもスムーズに行えます。さらにラックや壁を活用すれば、通気性の良い「見せる収納」としておしゃれに楽しむこともできます。

SNSやブログではキャンプ道具をおしゃれに収納している方をみかけます。うらやましい限りです。我が家ではなかなか難しいのが現実……。
次は限られたスペースでキャンプ道具を収納している我が家の実例を紹介します。
【実例】70㎡以下マンションでのキャンプ道具収納方法
70㎡以下の3LDKに家族4人で暮らす我が家では、専用の収納部屋はありません。そのため、できる範囲で工夫してキャンプ道具を収納しています。
保管前の習慣
「汚れを取って乾燥した後、多湿、直射日光を避けて保管する」ことを基本に、キャンプ場での撤収場面や自宅での保管前に行っていることをみてみましょう。
- テーブルや椅子の足やペグの汚れを落とす
- テントについた水滴や汚れを落とし乾燥させる
- 焚き火台は帰宅後にも洗浄・乾燥させる
- シュラフを干し、乾燥機を使うことも
キャンプには必ず雑巾を持参し、できるだけキャンプ場での撤収の際に上記を実施しています。当日にテントをはじめとするギアの乾燥ができない場合は、帰宅後に公園や自宅のベランダで乾燥させる必要があります。
冬や梅雨の時期などシュラフの乾燥が困難な場合は、布団乾燥機を使用することもあります。



直射日光の当たるベランダに焚き火台を保管し、専用のバッグが色褪せてしまいました。本当に残念です。現在は直射日光の当たらない屋外に保管しています。
実際の収納場所と工夫
- 自宅内、日の当たらない玄関外に保管
- カテゴリーごとにまとめて保管
- コンテナを使用して収納
- 乾燥剤を使用
- 普段使いできるものを積極的に使用する
我が家の場合収納場所をまとめて確保できていないので、複数の部屋にまたがってギアを収納しています。その際に心がけているのはカテゴリーごとにまとめて収納することです。また、小さなギアはコンテナにまとめて収納しています。こうすることで、キャンプの準備がしやすくなり、忘れ物防止にもなります。










こちらの記事では、写真入りでコンテナの中身を紹介していますので、あわせてご覧ください。


テントやタープ、コンテナ、クローゼットなどあらゆるところに乾燥剤を入れて湿気からギアを守っています。
日常的にキャンプギアを積極的に活用しています。キャンプ道具の使用頻度を上げることは定期的に道具をメンテナンスすることにつながります。また、保管場所の空気の入れ替えをする機会があるのも良いことです。



消耗品は使用したら補充することをお忘れなく。
マンション収納の工夫|限られた収納スペースでも快適に
- コンパクトなギアを選ぶ
- 収納場所を決めてからギアを購入する
- 厳選して購入する
- 使わないものは手放すことも検討
- キャンプ道具以外のものも日頃から断捨離する
キャンプギアにはコンパクトに収納できるものがたくさんあります。マンション収納の工夫として、収納時の大きさも考慮してギアを揃えると良いでしょう。ギアを購入する前に収納場所を決め、キャンプ道具以外のものも日頃から断捨離できると良いでしょう。
ギア選びに失敗すると同じようなものを複数用意することにもなりかねません。コンパクトに収納でき、かつ購入してよかったと思えるギアを紹介します。


まとめ|収納術を使ってキャンプ道具を長持ち、快適に暮らそう
スペースの限られたマンション住まいでのキャンプギアの収納術についてお伝えしました。
- 多湿、直射日光を避けて保管
- 保管前に汚れを落とし、乾燥させる
- 保管場所はカテゴリーごとにまとめる
- コンテナを使って収納する
- 乾燥剤を使用する
- 普段使えるものは積極的に使う
- コンパクトなギアを使用する
- キャンプギアもそうでないものも日頃から断捨離する
マンション収納の工夫を取り入れれば、限られたスペースでも快適に暮らしながらキャンプを楽しむことができます。





