キャンプで実践!おいしい焼き芋の作り方

キャンプの楽しみのひとつといえば、焚き火や炭火で作る焼き芋ですよね。でも、「外は焦げているのに中は硬いまま」「パサパサしてあまり甘くない」といった経験はありませんか?

実は焼き芋をねっとり甘く仕上げるには、ちょっとしたコツがあります。今回は、我が家で定着している簡単な方法と、その方法でおいしい焼き芋ができる科学的な理由をご紹介します。新聞紙とアルミホイルを使うだけで、失敗しずらい甘くておいしい焼き芋が作れますよ。

目次

【実践】おいしい焼き芋の作り方

我が家では以下に紹介する焼き芋の作り方が定着しています。

①新聞紙でサツマイモを包み水にくぐらして濡らす

サツマイモを新聞紙で包む
新聞紙ごと水に潜らせ、濡らす。


②さらに、アルミホイルで包む

アルミホイルで包み、隅の近くに置いてたまに向きを変える


③炭の近くに置いておきたまに熱の当たる向きを変える
④30分~1時間ほどしたら竹串を刺して串がスッと通れば完成。

実際にこの方法でおいしい焼き芋を作ることができています。

それでは、どうしてこの方法で美味しい焼き芋が作れるのか考えてみたいと思います。

焼き芋が甘い理由

焼き芋が甘い理由を調べてみました。

焼き芋の甘味は、サツマイモ中のデンプンβ-アミラーゼの作用により分解(糖化)された麦芽糖に主に由来する。β-アミラーゼは70℃を超えると変性してしまうが、一方で生のデンプンには作用できず糊化して粒が崩れた状態のデンプンのみを分解する。多くのサツマイモではデンプンの糊化が約70℃で起きるため、その付近の狭い温度領域のみでβ-アミラーゼが失活せずに麦芽糖を生成できる。

引用:wikipedia焼き芋

つまり、サツマイモのデンプンを70℃で糊化させた後、サツマイモに含まれるβーアミラーゼで麦芽糖に糖化させれば麦芽糖が増え、甘くなるということです。

アルミホイルと濡れた新聞紙の働き

焼き芋を作る過程でサツマイモを70℃に温めるということが重要であることがわかりました。

濡れた新聞紙とアルミホイルでサツマイモを包むことで70℃を保つことができるのでしょうか。

アルミホイルの働き

アルミホイルには、熱伝導・熱の反射・保温という3つの働きがあります。

・熱伝導…アルミホイルに伝わった熱をアルミホイル全体に伝える。

・熱の反射…アルミホイルに伝わった熱を全て吸収するのではなく反射し、中のものを守る。

・保温…アルミホイル内の熱を保温する。

・水をとどめる…アルミホイル内の水が外に逃げるのを防ぐ。

水の働き(濡れた新聞紙)

・100℃以上にならない…さつまいもを包むことでさつまいも自体が100℃以上になるのを防ぐ。

さとぴ

このアルミホイルと水の働きでさつまいもが70℃くらいに保たれているのでしょうね。

サツマイモの品種による食感の違い

サツマイモの種類で、出来上がりの焼き芋の味や食感も変わってきます。

好みの食感に合わせて芋の種類を変えてみると面白いですね。

出来上がりの食感サツマイモ種類
ホクホク系紅あずま・種子島ゴールド
しっとり系鳴門金時・五郎島金時
ねっとり系安納芋・べにはるか・べにまさり

サツマヒカリなど一部の品種はβ-アミラーゼを持たないため、焼き芋には向かない。

まとめ

焼き芋をおいしく作る秘訣は、サツマイモを70℃付近でじっくり加熱し、デンプンを糖化させることにあります。

濡れた新聞紙とアルミホイルで包むことで、急激な温度上昇を防ぎながら適度な温度を保つことができ、β-アミラーゼがしっかり働いて甘い麦芽糖を生成してくれます。

サツマイモの品種によっても食感が変わるので、ホクホク系がお好みなら紅あずま、ねっとり系がお好みなら安納芋やべにはるかを選んでみてください。

次回のキャンプでは、ぜひこの方法で焼き芋作りに挑戦してみてくださいね。炭火や焚き火でゆっくり焼き上げた甘い焼き芋は、キャンプの思い出をより特別なものにしてくれるはずです。

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