「ファミリーキャンプ をやってみたい!」と思っても、周りに経験者がいないと何から始めればいいのか迷いますよね。そこで、本記事では初心者でも後悔しないファミリーキャンプ のはじめ方を5ステップで解説します。
この記事を読めば、初めてでも安心してキャンプに挑戦できます。後悔しないファミリーキャンプへの第一歩を踏み出しましょう!
ファミリーキャンプの魅力と初心者が成功させる鍵

ファミリーキャンプ の魅力
普段は仕事や学校などで忙しくしている家族が、日常を離れて自然の中で一緒に過ごす時間はかけがえのないものです。
- 自然の中でご飯を食べる
- 思い切り遊ぶ
- のんびりくつろぐ
こうした時間は、家族みんなのリフレッシュになるだけでなく、子どもの成長や学びにもつながります。
初めてのキャンプを成功させる鍵
はじめてのファミリーキャンプ を成功させるポイントはとにかく無理をしないことです。
無理をしすぎると楽しいはずのキャンプが楽しめなくなり、後悔の原因になってしまいます。気候や荷物、料理、キャンプ場選び、当日の計画まで、背伸びせずに準備することが大切です。そして、事前準備をしっかりと行いましょう。
そうすれば、初めてのキャンプが最高の思い出になるでしょう。
初心者必見!ファミリーキャンプのはじめ方 5STEP
STEP1 お試しキャンプからはじめよう

いきなり本格的なキャンプ道具をそろえる前に、手ぶらキャンププランを利用して「お試しキャンプ」をするのがおすすめです。
- テントで寝る体験ができる
- 実際にキャンプギアを使える
- 他のキャンパーの道具を参考にできる
お試しキャンプをしてみて、「テントで寝るのは無理」と感じたら、デイキャンプやバンガロー泊から始めてもOK。外で過ごすことに慣れていくのも大切です。
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DOD CAMP PARK KYOTOの手ぶらキャンププラン
私たちは、はじめてのファミリーキャンプでDOD CAMP PARK KYOTOの手ぶらキャンププランを利用しました。温泉や食事も充実していて初心者ファミリーに最適でした。DODのキャンプアイテムを使うことができて、実際のギア選びのヒントになっています。
STEP2 キャンプ初心者におすすめの時期
初心者が失敗しやすいのが季節選びです。
- 暑すぎる/寒すぎる時期は避ける
- 私のおすすめは「最高気温30℃以下、最低気温20℃前後」
とくに初夏(6〜7月)や秋口(9〜10月)は快適に過ごせるおすすめシーズンです
*注意点:キャンプ場は標高によって平地より気温が低くなる場合があります。個人差はありますが、最低気温が15℃を下回る場合は、厚手の上着や寒さに対応した寝袋が必要になってきます。
STEP3 最低限の道具をそろえよう
キャンプに行く時期を検討したら、必要最低限のキャンプ道具をそろえましょう。キャンプ道具は値段のはるものもあります。一気に道具を揃えても、今後もキャンプを続けるかはわかりません。また、続けているうちにデザインなどに凝りたくなる場合もあります。
まずはレンタル+家にあるもので代用しつつ、道具の購入は徐々にしていく方法がおすすめです。
初心者がまず準備すべきもの
- テント(扱いやすいコンパクトなもの、レンタルではなく購入がおすすめ)
- マット(寝心地を確保する必需品)
- 寝袋(気温に合わせて選ぶ)
- ハンマー(テント設営に必須)
- テント選びのポイント
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初めてのテントは建てやすくコンパクトで扱いやすいテントがおすすめです。
初めてのテント設営は戸惑いがちです。お子さんが小さい場合は、キャンプ場で子供から目を離すわけにはいかないので、お母さんが子供の相手をしながら、お父さんが1人でテントを立てる必要があるかもしれません。建てやすさを重視してテントを選びましょう。
大きいテントになると、幕の大きさも当然大きく、重たくなります。ポールも太く重たくなりがちです。運ぶのも、広げるのも、たたむのもそれだけの労力が必要になります。できるだけコンパクトなテントが扱いやすくてお勧めです。
テントは、レンタルではなく購入するのがいいと思います。なぜなら、実際にキャンプに行く前に張る練習をしたほうがいいと思うからです。練習期間も含めてレンタルするとなるとその分レンタル料が高くなります。購入するのと変わらないくらいの値段になる場合もあります。キャンプ道具の中では大きな買い物になりますが、まずはテントを購入しましょう。
我が家が初めて購入したテント 我が家が初めて購入したテントはとにかく建てやすくコンパクトで扱いやすいテントでした。おまけにかっこいい。このテントを買って本当に良かったと思うのでご紹介します。
- マット
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地面は想像以上に硬いので、寝心地を確保するためマットは必須です。
- 空気で膨らませるタイプ
- アルミ素材のマット
- コット(簡易ベッド)
キャンプ場やインターネットで申し込めるレンタルサービスを利用してレンタルするのも良いと思います。
マットは何がおすすめ??我が家は寝心地を重視し、Colemanのインフレーターマット(ダブルサイズ)を2枚並べて使用しています。このマットの強みは使用時の厚みが10センチあり、場所を選ばず快適に寝ることができることです。初心者には嬉しいポイントです。
しかし、値段がそこそこする上に、片付けに一手間かかることと収納時にかさばることが弱点です。
いま、注目しているのはCAPTAIN STAGのEVAマットです。比較的安価で、片付けや設置が一瞬でできてしまうのが魅力です。厚み10センチのマットには寝心地はかなわないと思いますが、扱いづらさは圧勝すると思います。手に入れたらレビューしたいと思います。
- 寝袋
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夜間は冷えに備えて寝袋を用意しましょう。
暑い季節は広げれば掛け布団のようにも使用できる封筒型のものが便利です。広げたり、一部だけあけたり、全部のジッパーを閉じて密閉度を高めるなど、温度調整が可能になります。寝袋には快適温度と下限温度が設定されていますので、購入時の参考にしてください。
我が家では、大人は6月〜10月は【Snow Peak】のSSシングルを、子供は通年【ACE camp】の封筒型を使用しています。
- ハンマー
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ハンマーはテント設営の必需品です。ペグを地面にしっかりと刺すことで風からテントを守ることができます。
我が家は初めてのキャンプにハンマーを持参しておらず、落ちている石をハンマーがわりに使いました。土が柔らかかったためどうにかなりましたが、ペグが刺さらなかったらどうなっていたことか……。
テーブル・椅子・カートは必要?

机や椅子も用意したいところですが、レジャーシートを広げたお座敷スタイルにすれば必要なくなりますね。
お座敷スタイルでテーブルを用意しない場合でも、コンロを使用する際には台が必要になります。コンテナや自宅にある小さいテーブルでも良いでしょう。
我が家で使用しているテーブル、椅子をご紹介します。どれもお気に入りで、他のものが欲しくなったり、買い替えを検討したことは今のところありません。
- テーブル:【Hilander】ウットロールトップテーブルEX120[楽天]
- 椅子【ogawa】ツーアングルチェアS [Amazon][楽天]
- 椅子【ogawa】ツーアングルチェアL[Amazon][楽天]



キャンプに行く際、車への積み込みに道具を運ぶ必要がある場合はキャリーカートも必要になります。
我が家はマンション住まいなので、カートは必須アイテムでした。マンション住まいの積み込みテクニックについてはこちらの記事でも紹介しています。


家にあるもので代用可能なもの
- グランドシート
- 照明…複数必要
- 調理器具
- 洗面具
- 着替え
- 上着
- 救急セット
- 食べ物・飲み物
この中でも照明は必須です。テントの中を照らすだけではなく、夜間トイレなどに行く際にも必要になりますので、複数用意してください。
キャンプ場では朝晩が冷えることがあるので夏場でも上着は必ず持っていきましょう。
食べ物や飲み物も持って行ってください。キャンプ場によっては蛇口から出る水を飲み水として使用できないところもあるので注意が必要です。
キャンプに必要なものの詳細をこちらにまとめていますので合わせてお読みください。





焚き火はキャンプの醍醐味ではありますが、安全面や時間効率を考えるとはじめのうちは持っていかなくても良いのではないかと思います。


STEP4 初心者にやさしいキャンプ場を予約しよう
キャンプ場選びで失敗すると初めてのキャンプが大変になってしまいます。初心者ファミリーなら以下の条件を満たすキャンプ場がおすすめです。


初心者にやさしいキャンプ場の条件
- 芝生サイト(水はけの良い土サイト)
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キャンプ場の地面の様子によって、サイトを分類することができます。芝生、土、砂利、林間サイトなどがあります。地面が芝生だと、やわらかいため厚手のマットがなくても比較的寝心地がよくなります。また、土が柔らかいためテントの設営時にペグが挿しやすいといったメリットがあります。芝生サイトが見つからなければ、土サイトも比較的地面が柔らかくておすすめです。注意したいのは水はけがよいかどうか、雨が降らなければ問題ありませんが、雨の日は水はけの具合も重要です。
- 売店やレンタルサービスあり
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道具を忘れてしまった時や、急に必要になった際に売店やレンタルサービスがあると安心です。
- 管理人が常駐
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管理人さんがいる場合は、テント設営や調理の際などわからないことがあれば力になってくれる場合が多いので安心です。少なくとも日中は管理者がいるキャンプ場を選びましょう。
- 洋式の水洗トイレあり
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キャンプ場によっては洋式の水洗トイレではなく、簡易トイレや和式トイレが設置してある場合もあります。お子さんや大人が安心して使えるトイレであるか確認が必要です。
- シャワーや入浴施設あり
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お風呂やシャワーを浴びたい場合は、入浴施設が併設してあるキャンプ場やコインシャワーのあるキャンプを選びましょう。近くの入浴施設に車で行く方法もありますが、初めてのキャンプでは何かと手惑い、入浴施設まで行く時間がなくなることもあります。入浴施設やコインシャワーのあるキャンプ場が安心です。お風呂やシャワーを浴びない場合は体ふきシートやドライシャンプーを持参しましょう。
- 車を横付けできるオートサイト
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キャンプ場には車を横付けできるオートサイトや、車を横付けできないサイトがあります。オートサイトの方が何かと便利なので、初めてのキャンプでは車を横付けできるオートサイトを選びましょう。
- 区画サイト(場所取りの不安がない)
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キャンプ場にはあらかじめテントを張る場所が決められている”区画サイト”と広い土地の好きなところにテントが張れる”フリーサイト”があります。フリーサイトはどこにでもテントを張れる分、他の利用者との距離が近くなってしまったり、十分な場所の確保ができなかったりと場所取りが大変になる場合があります。はじめのうちは区画サイトが安心です。その際は、サイトに準備したテントが張れるだけの広さがあるか確認しましょう。オートサイトの場合はサイト内に車を止める必要があるため、駐車スペースも考慮しましょう。
予約方法
キャンプ場の予約は公式サイトや電話、外部予約サイト(なっぷ、楽天キャンプなど)で予約可能です。
キャンセルポリシーも事前に確認しましょう。
STEP5 事前準備はしっかりと
テントを張る練習をしよう
キャンプ本番を迎える前に、必ず、テントを張る練習をしましょう。
テントを扱うことが初めての場合は、ロープやポールの使い方にとまどうかもしれません。河川敷や公園など広い場所で張る練習をしてください。実際に張ってみることで、手順を確認できるだけでなく、テントが風を受けたときにどうなるのかなど体験することができます。道具が足りているのか確認することもできます。


料理は簡単に
はじめは手の込んだものを作るのではなく、簡単に準備できるものを食べましょう。テントを立てるだけでも一苦労なのに、手のこんだものを作るとなると子供の面倒など見流余裕がなくなるかもしれません。簡単に済ませられるものを食べて心に余裕を持たせることが重要です。
大自然の中で食べるカップラーメンは格別です。鍋でご飯を炊くことに挑戦して、レトルトのカレーをあたためて食べるのもよいですし、レトルトのスープや調理が不要な果物、パンやおにぎりですましてもよいでしょう。
持ち物チェック
キャンプ 当日に忘れ物をするのは避けたいものです。忘れ物防止にリストを活用してください。チェックリストは【こちらの記事】でダウンロードできます。


いよいよキャンプに行こう
体調・天候のチェック
キャンプ当日には、家族の体調は悪くないか、キャンプ場の天候はどうかチェックしましょう。
初めてのキャンプを成功させる鍵はとにかく無理をしないことです。安心安全が最優先です。体調が悪かったり、天候が悪い時は無理をせず、キャンプに行かない決断をすることも大切です。


こころと時間に余裕をもって、楽しむことを一番に!
キャンプ場では、子供の安全を確認しながら、ゆったりとした気持ちでキャンプを楽しんでください。
日が暮れてしまうと、一気に暗くなり作業がしづらくなるため、明るいうちに食事や片付けを済ませましょう。暗くなってからはテントの中で家族のだんらんを楽しんだり、外の景色を見ながらのんびり過ごすのも良いでしょう。
【まとめ】はじめてのキャンプで最高の思い出を作ろう!!
ぜったいに後悔しないファミリーキャンプ のはじめ方をまとめました。
- お試しキャンプからはじめる
- 快適な季節を選ぶ
- 道具は最低限から徐々に揃える
- 初心者に優しいキャンプ場を予約
- 事前準備をしっかりして当日は安全に楽しむ
日常から離れて自然の中で過ごす時間は、家族にとってかけがえのない宝物になります。ぜひファミリーキャンプで最高の思い出を作ってください!





